外壁・屋根の劣化サインとは?塗装や修理を考える前に確認したい症状について


こんにちは。創業平成17年。リフォームのえむじゅうたく 代表の宮内信彦です。
今日は私の40年間の建築・リフォーム経験から
とても大切なお話をさせていただきたいと思います。

外壁や屋根は、毎日、雨や風、紫外線から住まいを守っています。

しかし、
普段はじっくり見る場所ではないため、
傷みに気づかないまま時間が過ぎてしまうことがあります。

私たちは長く現場を見てきましたが、
外壁や屋根が突然悪くなることは、ほとんどありません。


その前に、
・色が薄くなってきた、、
・小さなひび割れが出てきた、、
・屋根にサビが見える、、
といったサインが必ず現れます。

ここで大切なことは、
傷みが小さいうちに気づくことです。


そこで今日は、
外壁や屋根に現れる代表的な劣化サインと、
塗装や修理を考える目安について、
現場経験40年の立場からわかりやすくお伝えしますね。

外壁の劣化サイン

1.外壁の色あせ

まず、新築時や前回の塗装時と比べて、
外壁の色が薄くなってきたら、表面の塗膜が少しずつ弱くなっているサインです。

色あせだけで、すぐに雨漏りするわけではありませんが、
外壁を雨や紫外線から守る力が落ち始めている可能性があります。
外壁全体の状態を一度確認してもよい時期ですね。

2.外壁を触ると手に白い粉がつく

次に、外壁を手で触ったときに、
白い粉や外壁と同じ色の粉がつくことがあります。
これを「チョーキング現象」といいます。
塗料が紫外線や雨の影響を受け、
表面から少しずつ劣化している状態です。

チョーキングが出たからといって、
必ずすぐに塗装しなければならないわけではありません。

ただし、塗り替え時期を考え始める、わかりやすい目安の一つですね。


3.外壁にひび割れがある

そして、外壁のひび割れは、
幅や深さによって対応が変わります。

いわゆるヘアクラックと呼ばれる
髪の毛ほどの細いひび割れであれば、
すぐに大きな問題になるとは限りません。

一方で、次のようなひび割れは注意が必要です。

* ひび割れが少しずつ広がっている、、
* 窓の角から斜めに伸びている、、
* 雨が当たりやすい場所にある、、
* ひび割れの中が黒くなっている、、
* 同じ場所に何本もひびが入っている、、

ひび割れから雨水が入り続けると、
外壁の内部や下地を傷めることがあります。

見つけたときは、幅や場所を含めて、
お近くの専門家に確認してもらうことをお勧めしています。



4.塗装が膨れている・剥がれている

さらに、外壁の塗装が膨れたり、
皮のように剥がれたりしている場合は、塗膜が外壁にしっかり密着していない状態です。

原因は一つではありません
経年劣化だけでなく、

* 外壁内部の湿気
* 下地処理の不足
* 外壁材に合わない塗料
* 過去の施工方法
* 雨水の侵入

などが関係している場合もあります。

このような場合、
剥がれた部分だけを上から塗っても、
原因が残っていれば再び剥がれることがあります。

まず、なぜ剥がれたのかを確認することが大切です。
その上で適切な工事のご提案を仰ぎましょう。



5.コーキングが割れている

そのほかにもよくある例が、
サイディング壁のコーキングの割れです。

サイディング外壁の継ぎ目には、
ゴムのようなコーキング材が入っています。

この部分に、次のような症状が見られる場合は、
補修時期を迎えている可能性があります。

・ひび割れ
・肉やせ
・剥がれ
・隙間
・外壁との間が離れている

など、です。

コーキングは、外壁の継ぎ目から雨水が入るのを防ぐ大切な部分です。
外壁そのものがきれいでも、継ぎ目だけが先に傷んでいることがありますので、
気をつけて見てみてくださいね。


6.コケや藻、黒ずみが増えている

他にもよくあるご質問として、
コケ・藻・黒ずみがあります。

日当たりが悪い面や、風通しの悪い場所には、
コケや藻がつきやすくなります。
表面の汚れだけであれば、洗浄で改善する場合もあります。

ただし、
* 外壁が水分を含みやすくなっている、、
* 塗膜の防水性が落ちている、、
* 雨水が流れにくくなっている、、

といった原因が隠れている場合もありますので、
見た目だけで判断せず、外壁の状態も一緒に確認することが大切です。


7.外壁が反っている・浮いている

外壁が反り返ってしまっているという例もありました。

サイディング外壁では、
板そのものが反ったり、浮いたりすることがあります。
釘やビスのまわりに隙間ができている場合や、
外壁の継ぎ目が合わなくなっている場合は注意が必要です。

反りや浮きが小さいうちは補修できることもありますが、
進行すると外壁材の交換が必要になることがあるからです。


以上が外壁の劣化サインです。

いくつか溜まってからではなく、
一つでも症状が出ていたら、
お早めの調査診断をお勧めしています。


■屋根の劣化サイン

次は屋根の劣化サインについてお話をさせていただきます。

屋根は高い場所にあるため、ご自身で確認しにくい部分です。

無理に屋根へ上ることは危険ですので、
地上や二階の窓、ベランダなどから見える範囲で確認してくださいね。


1.屋根の色が薄くなっている

1つ目は、色が薄くなっている場合です。
屋根材の色が薄くなったり、部分的に白っぽく見えたりする場合は、
表面の塗膜が弱くなっている可能性があります。

特に、スレート屋根や金属屋根では、
色あせが塗り替えを考える一つの目安になります。


ただし、
屋根材の種類によっては、
塗装を必要としないものもあります。

まずは屋根材の種類を確認したうえで、
必要な工事を判断しましょう。



2.屋根にコケや汚れがある

次に、屋根のコケや汚れについて、です。

屋根に緑色や黒っぽい汚れが増えてきた場合、
コケや藻が付着している可能性があります。

コケがあるだけで、
すぐに屋根を交換する必要はありません。

しかし、
屋根材の表面が水分を含みやすくなっていないか、
割れや浮きがないかを一緒に確認する必要があります。

具体的には、
お近くの専門家に診てもらったほうが良いと思います。


3.屋根材が割れている・欠けている

さらには、割れや欠けについて、です。

スレート屋根や瓦に割れ、
欠け、ずれがある場合は、雨水が入りやすくなることがあります。

一枚だけの破損であれば、
部分的な補修で済む場合もあります。

しかし、たとえ小さくても、
放置して破損が広がると、
屋根の下地まで傷み、工事が大きくなることがあります。



4.金属屋根にサビが出ている

また、金属屋根についても、よくお問い合わせを頂きます。

金属屋根に小さな赤サビや白サビが見られたら、
早めに状態を確認してください。


表面だけの軽いサビであれば、
下地処理をして塗装できる場合があります。

一方で、サビが進んで穴があいている場合は、
塗装だけでは直りませんので


部分補修や屋根カバー工法、葺き替えなど、
別の工事が必要になることがあります。

金属屋根は定期的なメンテナンスで
寿命が大きく変わりますので
塗装費用を積み立てておき、
定期的なメンテナンスを心がけましょう。


5.屋根の板金が浮いている

屋根板金が劣化してくると、釘が浮いてくるというケースもあります。

釘が浮いて、板金が浮いたり、
釘が抜けたりすると、強い風で外れる危険があります。

地上から見て、

* 板金が浮いている
* 少し曲がっている
* 風が吹くと音がする
* 釘が抜けている

といった症状がある場合は、早めに点検をご依頼ください。


6.瓦がずれている・漆喰が崩れている

瓦屋根では、瓦のずれや割れだけでなく、
漆喰の崩れにも注意が必要です。


漆喰は、
瓦の下にある土や屋根内部を守る役割があります。

漆喰が剥がれていたり、
地面に白いかけらが落ちていたりする場合は、一度屋根の状態を確認しましょう。



7.雨樋が曲がっている・外れている

雨樋も、屋根まわりの大切な設備です。

強い雨や風、雪、落ち葉などの影響で、
雨樋が曲がったり、金具が外れたりすることがあります。

雨水が一か所からあふれている場合は、
詰まりだけでなく、雨樋の傾きや変形が原因かもしれません。


雨樋を放置すると、
外壁や基礎へ雨水がかかり続けることがあります。


以上が屋根の劣化サインでした。
屋根の劣化は明確ですが、地上からでは見えないため、

具体的な症状が出てきた頃には、
劣化がかなり進んでいた、というケースは多々あります。
お早めの調査診断・定期的なメンテナンスをお勧めしています。



■室内に現れる外壁・屋根の劣化サイン

ここまでお伝えしてきたような
外壁や屋根の傷みは、外側だけでなく、室内に現れることもあります。

次のような変化があれば、一度点検をご検討ください。

* 天井や壁に雨染みがある
* クロスが浮いている
* 窓のまわりが濡れる
* 雨の日にカビ臭くなる
* 強い雨や風のときだけ水が入る
* 軒天に黒ずみや剥がれがある
* 室内の一部だけ湿気が多い

雨漏りは、実際に水が落ちてくる前から、
壁や天井の内部で進んでいることがあります。

雨染みを見つけたときは、
表面だけを直すのではなく、水の入口を調べることが大切です。



■劣化サインがあれば、すぐ塗装が必要なのか

劣化サインがあれば、すぐに塗装が必要か・・・

原則、
そうではない、というのが私たちの意見です。


私たちは、劣化サインが一つあっただけで、
すぐに全面塗装を勧める必要はないと考えています。

住まいの状態によっては、

* しばらく経過を見、次回の塗替え時期に一緒に行う
* ひとまず、洗浄だけを行う
* ひとまず、コーキングだけ補修する
* ひとまず、ひび割れだけ補修する
* ひとまず、一部の屋根材だけ交換する
* 雨樋だけ直す

という対応で済むこともあります。


ただし、
足場を仮設しなければいけない部分補修であれば、
塗替え時期を前倒しをして、全て一緒に工事をしてしまったほうが、
コストパフォーマンスも良い場合もあります。


いずれにしてもまず、
今の住まいがどのような状態なのかを正しく知ることから、ですね。

■築年数・塗料・保証だけで工事を決めないでください!

ここでは、注意点になります。
「築10年になったら塗装」
「前回の塗装から15年たったら塗り替え」


こうした年数は、一つの目安にはなります。
しかし、同じ築年数でも、
傷み方は家ごとに違います。

* 外壁や屋根の材質
* 日当たり
* 風通し
* 雨や雪の当たり方
* 海や山からの距離
* 過去の施工内容
* 周囲の建物や立地

によって、劣化の進み方は変わります。
年数だけで工事を決めず、実際の状態を見て判断してくださいね。

■ご自身で確認するときの注意点!

外壁は、建物のまわりを一周しながら、
目で見える範囲を確認してください。

特に、次の場所は傷みが出やすい場所です。

* 日当たりの悪い面
* 窓のまわり
* ベランダの下
* 外壁の継ぎ目
* 雨樋の裏側
* 軒天
* 基礎との境目
* 配管や換気口のまわり


屋根については、絶対にご自身で上らないでください!!
はしごや脚立を使った確認も危険です。
落下事故の可能性もあります。(何年かに一度、全国ニュースになったりします)

見えない場所は、必ず、専門業者へ点検を依頼しましょう。

■台風・大雨・大雪の後は確認を

台風や強風、大雨、大雪の後は、
外壁や屋根に不具合が起きることがあります。

特に、次の点を見える範囲で確認してみてください。

* 雨樋が曲がっていないか
* 屋根材がずれていないか
* 軒天に染みがないか
* 外壁に新しいひびがないか
* 板金が浮いていないか
* 瓦や屋根材の破片が落ちていないか

小さな変化を早く見つけることが、
住まいを長く守ることにつながります。



■職人社長からお伝えしたいこと

外壁や屋根の点検を頼むと、
すぐに高い工事を勧められるのではないか。
そのように心配される方もいらっしゃると思います。

しかし、本来の点検は、
工事を売るために行うものではありません。


今の住まいが、

「まだ大丈夫なのか」
「部分補修で済むのか」
「そろそろ工事を考えた方がよいのか」

を確認するために行うものです。


えむじゅうたくでは、
必要のない工事まで勧めるのではなく、
実際の状態を確認したうえで、
必要なことをわかりやすくお伝えすることを大切にしています。

外壁や屋根に気になる症状がありましたら、小さなことでもご相談くださいね。

■最後に:外壁・屋根の点検をご希望の方へ

次のような方は、一度点検をおすすめします。

* 外壁を触ると白い粉がつく
* ひび割れやコーキングの隙間がある
* 屋根の色あせやサビが気になる
* 雨樋が曲がっている
* 訪問業者から傷みを指摘された
* 前回の塗装時期がわからない
* 本当に今、工事が必要なのか知りたい
* 他社の見積内容が適切なのか確認したい

無理に工事を決める必要はありません。

まずは住まいの状態を確認し、
写真を見ながら説明を受けることが大切です。


外壁や屋根のご相談は、地域のえむじゅうたくへお気軽にお問い合わせください。

[外壁・屋根の点検を相談する]

[外壁塗装の施工事例を見る]

[屋根工事の施工事例を見る]


■よくあるご質問

Q.外壁を触ると白い粉がつきます。すぐに塗装が必要ですか?
A.白い粉がつく状態は、塗膜が劣化しているサインの一つです。
ただし、外壁材や劣化の程度によって判断は異なります。
すぐに契約するのではなく、ひび割れやコーキングの状態も含めて点検してもらいましょう。

Q.外壁の小さなひび割れは放置しても大丈夫ですか?
A.細いひび割れであれば、すぐに雨漏りにつながらない場合もあります。ただし、幅が広がっている、深い、窓まわりにある場合は、早めの確認をおすすめします。

Q.屋根は何年ごとに塗装すればよいですか?
A.屋根材の種類や過去の塗装、日当たり、傷み具合によって異なります。塗装を必要としない屋根材もあるため、年数だけでは判断できません。

Q.屋根の点検は自分でもできますか?
A.屋根へ上ることは大変危険です。地上や窓から見える範囲だけにして、見えない部分は専門業者に依頼してください。

Q.点検を頼んだら、工事をしなければなりませんか?
A.点検をしたからといって、工事を決める必要はありません。まず状態と必要な対応を確認し、内容に納得してから判断してください。

Q.訪問業者から屋根が壊れていると言われました。どうすればよいですか?
A.その場ですぐに契約せず、まずは普段から地域で営業している工事店へ確認を依頼してください。屋根へ上げる前に、会社名や所在地、点検方法、写真の提示方法も確認しましょう

えむじゅうたく 代表 宮内信彦




 

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