トイレリフォーム☆介護改修のポイント

こんにちは
飯田市のリフォーム屋さん 恵夢住宅設計室の田中です。
今日は、介護改修のお宅をご紹介します。

入院から戻られて、トイレを使いたいとの事で、間に合うように大至急工事を行いました。

工事前は、廊下から入って、小便器があり、その奥に洋便器があるトイレです。
リフォーム後は、一つの空間に改修して、洋便器を設置する予定です。

☆介護改修とは?

介護改修、介護リフォームという言葉を聞きますが、国の制度で、介護認定を受けられている方に、補助金が下りるというものです。
皆さんが払っている、介護保険料から支払われ、国庫からも税金が使われていますので、申請が必要となります。

☆補助金の費用

介護保険における住宅改修の支給限度額は20万円です。 基本的に費用の9割 (所得によって7割~8割の場合もあり)が支給されるため、20万円の改修を行った場合の自己負担額は2万円という計算になります。

☆対象になる工事

ただ、すべてのリフォームに使えるわけではありません。
対象になる工事は、手すりの設置や、段差の解消などがありますが、ポイントは、申請される方の体の状態に合わせての工事であることです。
例えば、入浴はデイサービスを利用されている方は、浴室の工事には補助金は利用できません。
いつも、担当のケアマネージャーさんと相談をして、申請ケ所を決めています。

☆今回の工のポイント、
①段差の解消(廊下からの入口の段差を無くします) 
②手摺の設置(今回は、外してから再度設置しなおします)
③出入り口の拡幅(車椅子で出入りできる幅の引き戸にリフォーム)
④床面積の変更(車椅子で利用できる広さにリフォーム)

この工事は補助金の対象になりますが、便器の位置の変更に伴って起こる、照明やコンセントの移動の費用や、ビニールクロスの貼り替えなどは、対象になりません。
全費用、お客様の負担となります。

申請のタイミングとしては、市に申請を出して、申請が下りてきたのを確認してからの着工となりますので、計画のある方は、お早めにご相談いただけると、いいともいます。
しかし、今回の工事のように、退院後にできるだけ早く使いたいといった場合は、ケアマネさんや市役所と連携して、退院に間に合うように工事することもできますので、是非ご相談ください。

工事中の様子です。

床を解体して、二つのトイレの間仕切りを撤去します。
便器の位置も若干変わりますので、水道屋さんが、配管の移動を行いました。

床、壁天井が出来たら、ビニールクロスを貼る場所にパテ処理を行ってクロスを貼っていきます。

この後は、便器と手すりを再設置して、リフォーム完了となります。

完成したところもご紹介しますので、お楽しみに。

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フジ子
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